技術コミュニティラボ「大学×中小企業のリアル連携戦略~共同研究と輸出入管理の現場から~」を開催しました

公開日 2025年09月19日

 島根大学地域未来協創本部および島根県産業振興課は、定期的に、技術コミュニティラボ ミーティングを開催しています。

 これまで大学の研究シーズ紹介を中心に、地域の企業や自治体の皆様との交流促進に取り組んできましたが、今回は趣向を変え、島根大学次世代たたら協創センター(通称は「NEXTA」※)とのコラボ企画として、2025年7月30日(水)に、同センターを会場に、「大学×中小企業のリアル連携戦略〜共同研究と輸出入管理の現場から〜」を開催しました。

 初めての企画ではありましたが、県内外から企業、公設試験研究機関、大学関係者など31名の方にご参加いただきました。

 当日は、まずはじめに、島根大学次世代たたら協創センターの沓掛 あすか 助教に、「NEXTA 加工高度化プロジェクトを通して学んだ共同研究の難しさ」をテーマに、企業との共同研究における実際の進め方や、その中で直面する課題・工夫について、率直な意見を交えながらご紹介いただきました。

 次に、経済産業省 貿易経済安全保障局 技術調査・流出対策室 係長の近藤 壮真 氏に、「経済安全保障の観点からの技術流出対策について」をテーマに、企業の製品に関わる「輸出入管理」についての最新情報をご提供いただきました。

 最後に、ミニセッションとして講師のお二方にご登壇いただき、双方で共同研究と技術流出対策について質問をしていただく、簡単なディスカッションを実施しました。

 

※「NEXTA」は、2018年11月、プロジェクトの研究・教育の中核を担う共同研究所として島根大学に設置されました。詳細はこちらをご覧ください。