公開日 2025年01月20日
地域未来協創本部では、平成18年より毎年、しまね地域MOTセミナーを開催してきました。
現在、ビジネスにおいて新しい商品価値や新事業創出というイノベーションが求められており、その方法論として「スタートアップ(ベンチャー起業や社内起業など)」が注目されていることから、今年度は、これらに要点を絞ったMOTセミナーを、初級編と中級編に分けて開催しました。
講師は、本学地域未来協創本部 産学連携アドバイザーでもある、株式会社テクノ・インテグレーション 代表取締役の出 川 通 氏にお願いしました。
まず初級編を10月10日(木)に、「イノベーションとスタートアップの基礎と定石」と題して開催しました。
そもそもなぜ「起業(スタートアップ)」か、目的は何か、なぜ既存企業だと難しいのか、今必要とされる「イノベーション」は「R&D」とは何が違うか、どう理解するのか、最大不確定要素である「顧客価値をどのように仮説・検証(ヒアリング)」したらよいのか、スタートアップの前提として「意図的未来ビジネス仮説(ロードマップ)」が描けているのか、どうしたら「理解し行動」に「意識改革」することができるか、などについて簡単な演習とともに学んでいただきました。受講者は、企業や大学関係者、自治体職員など6名でした。
続いて12月18日(水)、19日(木)に中級編を、「新商品・新事業・スタートアップ展開に必要なMOTマーケティング手法-具体的な初期顧客とその価値、市場規模の見つけ方」と題して開催しました。
MOTマーケティングの基本、顧客候補の選び方、必要な技術を機能や顧客価値に置き換えること、見えないマーケットを定量化することなどを座学と演習を通じて学んでいただきました。
受講者は、企業や大学関係者、学生、自治体職員など14名でした。
【問合せ】 島根大学 地域未来協創本部 産学連携部門 担当:北村
Tel:0852-60-2290
E-mail:crcenter@ipc.shimane-u.ac.jp
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